オーケストラ演習

音楽生活

日曜日は家にこもって勉強していることが多い。一度気分転換に山に登ってみたところ、次の日のレッスンに支障が出たどころか、その週まるまるヘトヘトだった。

ここのところ隔週でオーケストラの演習があって、これまでに3回終えている。1回目と2回目はハイドンの中期。1回目はやはりびびって相当準備していったのでそれなりだったと思うけれど、2回目は言ってしまえば準備不足だが、直前に順番が前倒されてイメージと心の準備ないまま指揮台に上がってしまい惨憺たる結果になった。今回私が当たったのはシューマンのピアノ協奏曲で、楽器は増えるしソリストがいる。二の舞を踏む訳にはいかなかった。

演習の日。指揮法の課題も見つかったが、やはりリハーサルが上手くない。他の仲間の進め方を見ると、実に勉強になる。昼頃に自分の番が終わると、「もう帰ってもいいな」という位どっと疲れていた。けれど、そこからまだ3教科ある。スコアリーディングでワーグナーの初見 (Cl in La, Cor in Mi, Cor in Si, Fgのテノール記号)をして、その後今回が初となる合唱指揮の授業(レッスンがあることを知ったのも、課題曲もらったのも2日前)があって、その後は通奏低音の実技で、働きが鈍くなっている頭で新しい章の数字と格闘した。「もう限界!頭がついてこない」と思う瞬間が時折訪れる。同時に「現役学生として勉強することができているのだから、この状況をもっと楽しめればいいのに」と思うこともある。知識欲を満たす喜びはある。アドレナリンが出ているのは確かだが、毎回必死で“楽しむ“とは言い難い。

帰りの電車では今日の復習をし、次の日のオペラに頭を切り替える。オペラも、レチタティーヴォが誰よりも読めなくて歌えなくて、何度も釘を刺されているので気を抜けない。この日は、今週から始まる吹奏楽のグループの本番に顔を出してメンバーと顔合わせをした後、オペラのレッスンで私はみっちり2時間、まさに叩き台にされた。やっぱり口が回らない。同じことを言われてしまって悔しい。とにかく怒涛の日々は終わった。夜にはファミリーのお祝いがあったので、サラミとワインを買って帰る。

今日は、だいぶのんびりできた。ここのところ私には珍しく(?)、たまったお皿や洗濯物を見ないようにしていたのだが、今日は久しぶりに地元を散歩し、スーパーで買い物をしてリフレッシュ。今週は吹奏楽のリハも始まり、少し違った風がふきそう。気持ちを切り替えてやっていきたい。