バカンスの概念

イタリア生活

日本で生活していた頃、「バカンス」という言葉がどうにもしっくりこなかった。「バカンス」の代わりに「旅行」はしていたと思うのだが。

教員時代は、夏休みも部活やなんやで5連休に土日くっつける程度で、そんな中無理矢理海外旅行をしていた気がする。兄がかつて旅行従事者だったからか、私の中では昔から「休み」=「周遊旅行」のイメージが強かった。

他のヨーロッパもそうであろうが、大抵イタリアの人は、夏にバカンスを取る。意地でも取る。短くて1週間。2週間行く人だってざらにいる。

私にしては、「何でそれ程遠くもない所で、同じ所に何泊もするの?」というのが理解できず、弾丸旅行に対して「だって疲れちゃうじゃない?休みに行くのに。」と、そんな答えにカルチャーショックを受けていた笑。

「一箇所に滞在して、ゆっくりする」、それがヨーロッパでいう「バカンス」なのか。今ではこのような形で「バカンス」を捉えている。

でも、まだ慣れてはいない笑。